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2019/10/07

7年目の秋 ~復古創新~

おかげさまで開業して7年目の秋を迎えることができました。
振り返ってみれば、あっという間ですが、濃密で充実した毎日でした。
お世話になった皆さん…お世話になっている皆さん…ほんとうにありがとうございます。

実は先日、その”お世話になった皆さん”の中のお一人というか一企業様に、3年ぶりに再会する機会に恵まれました。
まったくのプライベートで世界遺産の石見銀山に行き、この地に本社を構える石見銀山生活文化研究所さんが運営されている「暮らす宿 只今加藤家」(https://kurasuyado.jp/)に宿泊しました。
お仕事をさせていただいたちょうど3年前の秋、こちらの社屋の一つである築260年の鄙舎の茅葺き屋根の葺替えを実施するためのクラウドファンディングも進行中でしたが、無事目標金額も達成され、見事に葺替えれた茅葺き屋根も見せていただくことができました。
この石見銀山生活文化研究所さんは『復古創新』を合言葉に、為すことすべて細部に亘って、その精神を貫徹されている稀有な企業です。
3年前にもそのぶれることない姿勢に感銘を受けたのですが、3年経った今もその姿勢は全く変わることなく、その上でさらに新たなチャレンジを行い、益々発展されているご様子でした。
素晴らしいミッションやビジョンが一時もてはやされたけれど、一瞬だけで長続きしないとか、実情は全く違うとか…そんな企業を私もいくつか見聞きしてきましたが、こちらの石見銀山生活文化研究所さんは一線を画していると、また改めて感じました。
詳しくは、石見銀山生活文化研究所さんが展開している「群言堂」のサイトで↓
https://www.gungendo.co.jp/pages/details/004881.php
でも、サイトをみるより、「暮らす宿」に泊まって大森町を歩いていただければ、百聞は一見に如かず!です。

冒頭の写真は、築260年の鄙舎の茅葺き屋根です。
全国から集まってきた若い社員達が、この鄙舎でわいわいとランチを食べている様子にも、この会社のスピリットを感じました。
下の写真は、宿泊した「只今加藤家」のおくどさんで、創始者のお一人である松場登美さん自ら薪で火をおこし竃でご飯を炊いてくださっている様子です。
ほんとうにびっくりするくらい感極まる美味しいご飯でした!