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2015/09/12

質問思考の技術

1442060892683きょうは「質問力を上げる」というテーマのコーチングのセミナーに参加しました。
私はコーチングを学び始めてかれこれ10年近くになります。
質問といえば、かなり初期の頃に読んで今でも時々読み返す(例の一軍です…)『質問思考の技術』Marilee G.Adams(著)という本があります。

私たちは毎日、無意識のうちに自分自身に対して様々な質問を投げかけていて、その質問とそれに対する答えの過程として思考や行動が生まれてきます。

例えば、クローゼットを開けながら(無意識のうちに)「何を着ようかな」と質問し服を決め、「今日の天気はどうだろう」と質問をし傘を手に取る…といった具合です。
仕事で失敗をしてしまった時、自分に対して「私は上司や同僚にダメなヤツだと思われただろうか」と質問するのと「この失敗を無駄にしないためにはどうしたらいいだろうか」と質問するのとでは、その後の思考や行動は随分違ったものになってきます。
この本には、自分自身に向けた質問を意識的に変え、思考や行動その結果をよりよく変化させていくための思考ツールがストーリー仕立てで紹介されいて、巻末にはそれを鍛える演習もあります。

…「自分になにが起こるかは必ずしも選択できないが、起きていることに対して自分が何をするかは選択できる」…
文中で私が一番印象に残っている言葉です。

今日のセミナーでも、コーチが質問をすることの究極の目的は「相手の中に選択肢を増やすこと」という基本に改めて立ち返ることができましたが、まずは自分にしている質問に気付くことで、自分自身の選択肢を増やしたいなと、これまた改めて思います…そのようなことにご興味のある方、ぜひ読んでみてください。

さてさて、質問とは全く関係のない冒頭の写真ですが、息子が卒業旅行で行った屋久島から苔ファン垂涎のショットを送ってきてくれました。
なにやら屋久島には”苔むす森”なるものが存在するそうで…それを聞いて一気に行ってみたくなりました!